包丁と真菜箸 水牛桂

真菜箸

今日は和包丁の柄に付いている角巻の話(昔話?)です。

あれって黒色のものが多いんですが、たまに白いのがあったりしますよね。

ちょっと調べましたら、9割黒で白や白茶は1割くらいらしいんです。

で、値段的には変わらないそうなんです。わりとよくあるんだなと思いました。

ん?そんなに見る?私の持っている包丁には一本もないのです。

私のイメージは、大きい店の料理長クラスの人が包丁ケースから出して来るイメージです。

若い頃、それを見てから『偉い人の包丁』なんですよね。

ずっと、『カッコいいなぁ、オレも欲しいなぁ』と、羨望のまなざしで見てました。

ところが先日、道具屋さんで見つけたんです。

真菜箸

包丁ではなく真菜箸のほうです(笑)

(真菜箸ではよくあるんですかね?売り場に数本あったものは、みんな白か白茶でした)

ほんとは違う用事で行ったのですが、ちょうど以前から使っていたものがだいぶ傷んで来ていたので、

真菜箸

開店の時買った28年選手です(自粛期間中触っていなかったせいか、持った時すごい違和感があり100均の激落ち君で擦ったらこんなことに…傷んだというより傷ませました。全部私のせいです)


包丁と真菜箸というものは、おついこなんですよね。

このままだと、ろくでなしにべっぴんさんが嫁に来た(妄想です)みたいなので包丁も白にしたいんですが、お金で買えるものでもないですし(と、勝手に思っています)、真菜箸だけ白にしておきます。


『頑張って偉くなったら、そんなのいくらでも持ってきてやるよ』

包丁屋さんも粋な事しますよね。(完全な妄想です)